材木屋の半日

子供が大きくなると、土日はほとんど予定がないので仕事することも多いのですが、会社としては土曜日を交替制にして隔週2日休みで営業していています。

今日は私が休みの土曜日なのですが、昨日夕方に立て続けに接客があって手が離せなくなり、その時に急ぎの配達依頼の電話があったため、夕方行く予定だった配達も今日にしてもらって朝から2件現場配達してきました。

1件目は、一昨日にメインの配達が終わっていた改修現場の最終便で、石膏ボード11枚です。予定の時間より早く着いてしまいそうだったので、コンビニでアイスコーヒーを買って、飲みながら行きました。

コーヒーを飲むのは習慣のようになっていて、1日2杯は飲みます。

そして三鷹市の現場へ、一般戸建ての2階改修だったのですが、建築会社の監督さんが階段上げを手伝ってくれたので難なく降ろしました。この場合は特に荷上げ賃はいただいてません。

会社へ戻ってきて、今度はもっと近い吉祥寺のマンション8階への配送のため、少量を軽トラに積み込みました。

少量ではありますが、木材はエレベーターに載るサイズにカットして持っていきます。

また、枠材は3600mmあり、これはカットするわけにいかないので、階段上げです。


当店は、階段上げも受けますし、自分自身は運動になると思ってやっているので苦にはなりませんが、やはり時間を取られることは事実ですので、荷上げ賃をいただいてます。


ただ、自分が感じている荷上げの感覚は、数年前とはだいぶ変わってきました。

というのは、数年前までは、お客様建築会社さんに対して「荷上げ賃、請求しづらいよなあ。」というただマイナスの感覚が強くありました。

しかし、最近の若い大工さんたちは、「荷上げは荷上げ屋さんに依頼するもので、もちろんそれだけの経費はかかるのは承知」という感じなのです。


前などは、荷上げ屋さんに頼むほどの量ではなかったので、「5000円かかりますが当店で荷上げしますよ。」と言ったら、「荷上げ屋さんだと12000円くらいかかるから助かります。」と言われました。

私の年代くらいの建築屋さんだと、おそらく「もっと安くなんないの?」と言われるのが常の感じです。

最近は、そんなこともあって、少量で階段上げして労力分だけ請求するということを苦にせずやる材木屋というのは、お客様からみたら結構重宝なのではないかと思うようになりました。

というのも、材木屋さんが80歳近かったり、若くても階段上げに難色を示すようだったりすると、大工さんに頼むか、荷上げ屋さんに依頼するか、自分で上げるかという選択になるからです。

量が多ければ荷上げ屋さんに依頼するという選択は良いですが、依頼は半日単位となっていて12000円くらいかかります。

大工さんは、「そんなのは大工の仕事じゃない」と言うでしょう。

建築屋さんが自分で荷上げするということをやっている人もいますが、多くはありません。

やはり、量の多くない階段上げは材木屋が労力分だけいただいて荷上げするのがベストかと思います。


相手がどう思うかはそれぞれかもしれませんが、自分としては、階段荷上げも「役に立ってる」と思えるようになってきたので、労力分はしっかり請求させてもらってます。

そして、会社へ戻ってきて、お客様からの要望に適した無垢材の在庫があるか林場をあさって探して、お客様に電話して了解をもらい、それは後日製材します。

その後、このブログを書いて、今日の午前中が終了です。


材木屋の、今日の半日をご紹介しました。






東京・吉祥寺の勝又木材【一枚板カウンター】

東京 吉祥寺勝又木材のホームページ。武蔵野市、五日市街道沿いにある明治創業の材木屋です。 「誰でも気軽に立ち寄れる材木屋」をコンセプトに、初めての方でも気軽に立ち寄れるよう木材や建材のガレージセールを春と秋に行なっております。 また、通常営業日もDIYに使える木材や合板など、一般の方への小売・配送(有料)に対応しております。 店舗の改装などで良質な無垢のカウンターや内装材をお探しのお客様はぜひ。