何百枚という一枚板を在庫していると、毎年4月くらいに木食い虫が成虫になって出てくることがあります。杉皮が残っていると、そこから杉カミキリ虫が成虫になって出てきて飛んでいたりすることも珍しくない季節です。
そんな季節に、先日納品させていただいたブラックウォルナット一枚板テーブル天板から虫が出てきたとの知らせが・・・。
下写真の下の方の白太部分にポツポツ黒くなっているのが、虫穴を埋めた痕だったのですが、そのあたりから出てきたようです。
さっそく納品させていただいたお宅へ行って、天板を引きあげてきて、虫穴がなくなるくらいまで耳を削って、塗装し直して、今日やっと再納品完了しました。
下写真は、耳を削って再塗装したものです。
最初から削ってしまっていたらよかったのかもしれませんが、天然の耳がなくなるのも寂しいと思っていたところに、お客様もそのままに近い感じを希望されていたので、ほとんど削ることなく最初は納品させていただきました。
結果的に虫が出てきてしまって、耳を削って再納品したわけですが、結構いい感じに仕上がったので、お客様の反応も悪くなかったと思います。
天然のものなのでこういった問題が発生することもありますが、あやしそうな場合はもっとケアしていくべきだと感じ、いい勉強になりました。
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