がんばれ!東京の材木屋さん

今日、事務所に一般の方(劇団関係)から木材の値段問い合わせの電話が入りました。一通りの木材の値段を言った後、「配送場所はどちらですか?」と聞いてみると、中野区の野方なのです。野方まで往復していたら1時間近くかかるからということ(実際1時間以上かかりました)で、「別途運賃3000円かかります。」と電話で告げたところ、「検討してみます。」と言って電話を切ったあと、しばらくしてから、「材料持ってきてください。」という注文がきました。「どういうことなのかな?」と不思議に思いつつも現場まで配送して、代金を頂くときに聞いてみました。「何故、うちに注文くれたのですか?」と。私の予想だと、「以前、当社の近くに現場があり、そのときお世話になったことがあったので」というような返答なのではないかと思っていたのですが、答えは、私にとって以外なものでした。その人は「運賃を含んでも他より安かったからです。」と言ったのです。当社は、昔から、他より少し良いものを仕入れ、少し高く売るという商売をずっと続けているため、「材木屋のセール」以外では、あまり「安いですね。」などと言われたことがなかったのです。これを聞いたとき、うちより高値で売っているその材木屋さんに拍手を送りたくなりました。実際、プレカット工場の台頭、インターネットの普及などにより、ただでさえ売上げの減っている東京の材木屋が、「利益まで減らして飯がくえるか!」と言っているのが目に見えるようで、私の勝手な思い込みかもしれませんが、「材木屋の心意気」を感じたのです。時代の変化にともない、売上げを減らし続ける東京の材木屋さんたちではありますが、時代の変化にうまく対応した商売ができれば、まだまだ面白い商売なのではないかと思います。他人ごとではありませんが、「東京の材木屋さんたちもっともっと、がんばって下さい。」

東京・吉祥寺の勝又木材【一枚板カウンター】

東京 吉祥寺勝又木材のホームページ。武蔵野市、五日市街道沿いにある明治創業の材木屋です。 「誰でも気軽に立ち寄れる材木屋」をコンセプトに、初めての方でも気軽に立ち寄れるよう木材や建材のガレージセールを春と秋に行なっております。 また、通常営業日もDIYに使える木材や合板など、一般の方への小売・配送(有料)に対応しております。 店舗の改装などで良質な無垢のカウンターや内装材をお探しのお客様はぜひ。