材木・建築資材の原価

写真は、プレカット階段のキャンセル品です。左側の集成板は、プレカットしてある部分で、右側は裏の部分です。裏をつかえば、本棚など十分に作れる板なので、作ってみようかとも思ったのですが、他に作らなければいけないものが後をおしているので、どなたか欲しい方がいれば、一式(幅24cm・35cmの2種類、合計長さ15m以上)3000円でお売りします。どんな商売でも、「原価ってどのくらいなんだろう?」って考えたことのある人は多いと思います。例えば、「本の仕入れ値はどのくらいなんだろう?」とか「ハンバーガー一つの原価ってどのくらいなんだろう?」といった具合です。ちなみに飲食店の原価は、30%を超えるようだと相当高いというのを聞いたことがあります。では、「材木屋の仕入れ原価は、どのくらいなのでしょうか?」私が、勝又木材に入った当時(10年くらい前)は、世間の材木屋の原価は70%~80%(利益率20~30%)で、おおざっぱに言うと、材木は3割、建材は2割という利益率が都内の材木屋では一般的だったと思います。そのうちバブルがはじけ、価格競争が激化し材木25%・建材15%となり、その後、材木20%・建材10%くらいの相場となっていき、これに合わせるように、経費も切り詰めていきました。私は、大きくわけて3つの利益率があると思っています。「このくらいあれば、余裕をもって仕事ができる利益率・・・30%」「常に忙しいような状態で働いてやっと黒字になる利益率・・・20%」「売らないと売上げゼロなので、売らないより売ったほうがまだよいという利益率・・・10%」以上の3つですが、実際、後者のような状況のものも多く、経費を削りながら日々商売しているのが現状です。おそらくガソリンスタンドなども、「売れないより売れたほうがいい」といって売り続けた結果、廃業したのだろうと思われるところが、あちこちで見られます。しかしだからといって、この売上げがなくなると、現状として売上げが激減し商売が成立ちません。どのようにして状況を打開していくか、いろいろとあがいているうちに突破口が見えてくるかもしれないので、他の材木屋では、やらないようなことを、がんばって今後もやっていきます。

東京・吉祥寺の勝又木材【一枚板カウンター】

東京 吉祥寺勝又木材のホームページ。武蔵野市、五日市街道沿いにある明治創業の材木屋です。 「誰でも気軽に立ち寄れる材木屋」をコンセプトに、初めての方でも気軽に立ち寄れるよう木材や建材のガレージセールを春と秋に行なっております。 また、通常営業日もDIYに使える木材や合板など、一般の方への小売・配送(有料)に対応しております。 店舗の改装などで良質な無垢のカウンターや内装材をお探しのお客様はぜひ。