巾の広いヒノキの板は、希少価値あり。

写真は、最近仕入れたヒノキの板で、2枚とも表示寸法は2m×巾50㎝です。私は、木材市場に行きはじめて10年近くになりますが、ヒノキの板で、巾が60センチを越えるようなものは一度しか見たことがなく、50センチを越えるものも7~8回しか見たことがありません。私たち材木屋は、銘木屋さんや家具屋さんと違い、杉・檜・松・栂などの針葉樹の扱いが圧倒的に多のですが、不思議とヒノキの巾広い板はありません。理由はいくつかありますが、ヒノキの大径木は、伊勢神宮やその他の神社仏閣の建築補修用に立ち木の段階で確保されてしまったり、また、ヒノキは成長が遅いため、大径木になるまでの間に伐採されてしまう場合がほとんどだと考えられます。写真のヒノキは、木材市場の記念市で競り合って買ったものです。ヒノキで50センチ以上の幅の板が売りに出たら、よっぽど高値にならない限り競り落とそうと思っています。昨日のブログで紹介した紫檀の買取り依頼の材を今日見てきました。工務店さんの加工場でかなり埃をかぶっていたので、何の木だかわからないような状態でした。ただ、ひとつ削ったものがあるということで見せていただいたのですが、明らかに紫檀とは違うようでした。工務店さんは紫檀だと思い込んでいるようでしたので私もだまっていましたが、買取りはお断りしました。もともと硬い木が30年も置いてあるとさらに硬くなり、加工が相当大変だそうです。そういうことも買取り拒否の理由のひとつとなりました。(タダでもらっても、手間だけで結構な金額になってしまうため)

東京・吉祥寺の勝又木材【一枚板カウンター】

東京 吉祥寺勝又木材のホームページ。武蔵野市、五日市街道沿いにある明治創業の材木屋です。 「誰でも気軽に立ち寄れる材木屋」をコンセプトに、初めての方でも気軽に立ち寄れるよう木材や建材のガレージセールを春と秋に行なっております。 また、通常営業日もDIYに使える木材や合板など、一般の方への小売・配送(有料)に対応しております。 店舗の改装などで良質な無垢のカウンターや内装材をお探しのお客様はぜひ。