下写真は、先日納品させていただいた「栃の天板と桜脚のローテーブル」で、オイル仕上げです。
当店では、脚の形状はオーソドックスなものが多く、4本脚や板脚などいくつかサンプルをお見せしてお客様に選んでいただき、見積もりして、了解が得られたら製作。という流れになっていますが、今回ご注文いただいたお客様は珍しいケースで、丸脚というご希望はあったのですが、「とにかく遊んじゃってください。」というご要望で、さらに正式な見積もりを出す前に、「もう作っちゃってください。」という稀なケースでのご注文となりました。
私もバカ真面目なので、遊んじゃってくださいと言われると普通のものだといけないような気がして、お茶室などの和室で使う天然木の桜の木があったことを思い出し、それを脚材に使いました。
本当は、桜の天然銘木は結構高価なものなのですが、見積もりを出していなかったことで逆にあまり高いことを言えず、また、喜んでもらえなかったときの保険のような気持ちもあったのか、気が付くと特価対応にしていました。
今回は喜んでいただけたのでよかったのですが、オマカセというのもプレッシャーがかかるものです。
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