ウッドショックから丸1年が経過し、現時点での木材供給は落ち着きつつありますが、価格は約2倍になったまま、いまだ微妙に値上がりしている感じです。
そして、最近ではロシアの材料が入ってこなくなることが確実になってきていて、赤松垂木やラーチ合板の供給に問題が出てきそうです。
日本で使っている赤松垂木のほとんどがロシア材ということを考えると、垂木材はいずれ国産杉などがメインになってくると考えられます。
また、ラーチ合板の一部がロシア唐松を使用して作っているそうなので、ラーチ合板の材料も杉を使うようになるようです。
そんな状況のため、すでに国産杉丸太の価格が上昇しているらしく、木材もベニヤも価格が上がることは間違いなさそうですし、もしかしたら供給不足になる可能性もあり、先が見通せません。
半年前には、今年の3月くらいには木材価格が落ち着いて値下がりするだろうという予想でしたが、そのようなことは聞かれなくなりました。
当面は、赤松垂木もラーチ合板も入荷していますが、パーティクルボードは今だ供給が追い付いてない状況で、既存取引のある建築会社様限定で販売していますが、それでも間に合っていません。
何が起こるかわからない状況のため、建築自体の仕事が急減するという可能性もありますが、通常の建築需要があれば、今年は建築資材不足で材料確保に追われる年になりそうです。
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