先月から材料仕入れの値上がりについてブログにも記載してきましたが、ここ最近になってとくに深刻になりつつあります。(通常在庫品の4月中の値上げは考えていませんが、5月は未定で、通常在庫品以外、例えばレッドシダーなどは4月下旬から約15%値上げになります。)
最もよく使う40×30の垂木は、いつもより多めに仕入れた分や国産杉垂木なども仕入れたのでしばらくは「売るものがない」という状況にならずにいけそうですが、輸入材の入荷が少なくなっていることで価格アップはもちろん、国産材への需要が増え、普段使っている杉や桧も不足気味になってきました。
そこまでは、うちで多く販売している木材ですが、最近とくに問題になっているのが、柱や梁などの構造材の不足です。
昔は、材木屋の下小屋で大工さんが柱や梁に墨付け・きざみしていたものが、現在は地方のプレカット工場で機械加工されたものを現場で組み立てるというのが木造住宅の主流になっており、私たち町の材木屋は構造材の販売を急激に減らしてきました。
よって、構造材が不足していると聞いていてもあまり気にしていなかったのですが、ここにきて、構造材が不足していて家が建たないとか、着工数が激減するとかいったことを耳にするようになり、心配になってきました。
家が建たなくなると、建った後に使う木材・建材などの注文もなくなるということなので、町の材木屋にもかなり大きな影響が出てきます。
ただ、心配ばかりしていても仕方ないので、今はせめて、切らさず供給できるよう材料を揃えてます。
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