抽斗の加工

写真は2012年ころに受注、納品させて頂いた勉強机です。部屋の角に設置するためにL字になっています。写真にも抽斗が5か所あるのですが、

抽斗の前板の木口（切り口）には反りを防止するための加工が施してあります。反りを減らすためには⇒反りの出にくい柾目材を使う、反りを出にくくするための加工をする、厚みを持たせる、など何種類かの対応策があります。前述のブログにもあったように薄く加工のない無垢材は見事に反りが出てしまいます。

無垢材の加工は木の動きを考慮しながらの加工となるので、無垢材の家具、特に箱物製作は非常に手間暇がかかり、その分価格も驚くほど高くなってしまいます。

無垢材の箱物製作は私の担当に限っては、その高い見積もりのせいなのか（笑）最近ほとんどないのですが、きちんと動きに対応した加工もできますのでご興味あればご相談ください。

「手間のかかる仕事にはその分の費用がかかる」ということが、値段だけを簡単に比べる世の中ではなかなか伝わりにくいのですが、材木好きのお客様にはご理解していただけるお客様が多く、いつも助けられています。

さて明日はセールです。お客様にとっては木を安く買えるチャンスです。ぜひご来店ください。

また明後日の8日（日曜日）もDIY希望のお客様が1組来店予定なので、通常営業しています。DIY希望のお客様は現時点であと2組空きがありますのでそちらもご興味あればお声がけください（無垢材を当店で22000円以上お買い上げのお客様対象、先着順）。

以上製作担当でした。