2007年03月31日

材木・建築資材の原価

IMG_0174_1.JPG
写真は、プレカット階段のキャンセル品です。左側の集成板は、プレカットしてある部分で、右側は裏の部分です。裏をつかえば、本棚など十分に作れる板なので、作ってみようかとも思ったのですが、他に作らなければいけないものが後をおしているので、どなたか欲しい方がいれば、一式(幅24cm・35cmの2種類、合計長さ15m以上)3000円でお売りします。
どんな商売でも、「原価ってどのくらいなんだろう?」って考えたことのある人は多いと思います。例えば、「本の仕入れ値はどのくらいなんだろう?」とか「ハンバーガー一つの原価ってどのくらいなんだろう?」といった具合です。ちなみに飲食店の原価は、30%を超えるようだと相当高いというのを聞いたことがあります。では、「材木屋の仕入れ原価は、どのくらいなのでしょうか?」私が、勝又木材に入った当時(10年くらい前)は、世間の材木屋の原価は70%~80%(利益率20~30%)で、おおざっぱに言うと、材木は3割、建材は2割という利益率が都内の材木屋では一般的だったと思います。そのうちバブルがはじけ、価格競争が激化し材木25%・建材15%となり、その後、材木20%・建材10%くらいの相場となっていき、これに合わせるように、経費も切り詰めていきました。
私は、大きくわけて3つの利益率があると思っています。「このくらいあれば、余裕をもって仕事ができる利益率・・・30%」「常に忙しいような状態で働いてやっと黒字になる利益率・・・20%」「売らないと売上げゼロなので、売らないより売ったほうがまだよいという利益率・・・10%」以上の3つですが、実際、後者のような状況のものも多く、経費を削りながら日々商売しているのが現状です。おそらくガソリンスタンドなども、「売れないより売れたほうがいい」といって売り続けた結果、廃業したのだろうと思われるところが、あちこちで見られます。
しかしだからといって、この売上げがなくなると、現状として売上げが激減し商売が成立ちません。どのようにして状況を打開していくか、いろいろとあがいているうちに突破口が見えてくるかもしれないので、他の材木屋では、やらないようなことを、がんばって今後もやっていきます。

投稿者 katsumata : 15:10 | コメントを投稿する (5)

コメント

 暇なときに読ませてもらっています。近くで兄弟会社のカツマタが建築中の家をみてからのお付き合いです。勝又さんのような老舗の材木屋さんでも経営は大変なんだということがひしひしと伝わってきます。有数の材木産地の出身ということもあって国産の杉や檜が余っているのでもっと使ってほしいと願う自分自身、注文での木材住宅が建てられないのを歯がゆく思っております。産地のためにもがんばってください。
 暮れのセールで求めた檜平割材を框としフローロングに藁芯の3畳の床を作りました。手鉋もかけ、4隅は釘を使わず組み手とし、まずまずの出来。もう少し作業場所が広く、時間があれば完璧な組み手と鉋がけができたのですが。2月のセールは残念ながら都合がつきませんでした。4月14日のセール、楽しみにしています

投稿者 林  茂 : 2007年04月01日 21:24

 暇なときに読ませてもらっています。近くで兄弟会社のカツマタが建築中の家をみてからのお付き合いです。勝又さんのような老舗の材木屋さんでも経営は大変なんだということがひしひしと伝わってきます。有数の材木産地の出身ということもあって国産の杉や檜が余っているのでもっと使ってほしいと願う自分自身、注文での木材住宅が建てられないのを歯がゆく思っております。産地のためにもがんばってください。
 暮れのセールで求めた檜平割材を框としフローロングに藁芯の3畳の床を作りました。手鉋もかけ、4隅は釘を使わず組み手とし、まずまずの出来。もう少し作業場所が広く、時間があれば完璧な組み手と鉋がけができたのですが。2月のセールは残念ながら都合がつきませんでした。4月14日のセール、楽しみにしています

投稿者 林  茂 : 2007年04月01日 21:25

林様
 コメントいただきありがとうございました。
 施工方法がかなり凝っているようで、私共の製作している木 工品をお見せするのが恥ずかしいくらいですが、ご近所です
 ので、たまにのぞいてみてください。
 勝又木材・㈱カツマタ共にこれからもよろしくお願いしま  す。
 

投稿者 勝又 健夫 : 2007年04月02日 17:15

時々読ませていただいています。

私達は、去年の今頃、5センチ厚の杉板を購入させて頂いたものです。脚部も作っていただいて、現在、リビングのテーブルとして大活躍してくれています。相当カッコイイです。

元々は、松庵に住んでいたのですが、横浜に家を建てて引っ越しました。が、中々、予算の中で、希望に適うリビングテーブルが無かったのです。

細かい装飾がない、スッキリとしたデザインの、本物の木のテーブル、となると、それこそ、何の装飾もないくせに20万とか30万とか平気でするのです。それでもまだ、満足の行くデザインならともかく、どことなく、今ひとつ気に入らない点があったり・・・それなのに、そんなに高いの!という感じで、中々買えずにいたのです。

ところが、勝又さんの一枚板は、なんと8千円だったのですから、ビックリです。しかも、とってもカッコよく仕上げていただいて、大満足しております。

松庵に住んでいた頃、時々、セールをしてらっしゃるところを通りかかったことがあったのですが、でも、ボロ社宅暮らしに、素敵な木の製品は縁がなかったので、一度見学をさせていただいたきりでした。それで、横浜に引っ越してから、何ヶ月もの間、テーブル探しをした結果「そうだ、勝又さんに、行ってみよう!何かヒントがあるかも!」と、テーブル探しに、そろそろウンザリし始めていた家族を説得して、久々の吉祥寺に出かけてみたのでした。

そうしたら、木の持つ迫力に、家族は圧倒され、あっと言う間にイメージが沸いて、欲しい木もすぐに決まったのです。もちろん、家に運び入れても、ビシっと決まりました。さすが本物の持つ力はすごいと思いました。

私達は、横浜の、地元工務店さんに作って頂いた家なのですが、一年点検の時、その棟梁がお見えになったのですが、その時、このテーブルを、棟梁が物凄くホメてくれました。「よくこんな板、手に入ったね!俺も、こういう板が手に入ったときには、よく作るんだよ、こういうの!」とのことでした。

勝俣さんの、木の倉庫に入ると、何か、木から出ているのか、物凄く気持ちがスっとします。中々、好きだから、と言うだけの理由では、沢山木製品を買うことは出来ないのですが、心の中に、何かあったら勝又さんところに行けば、素敵な木が見つかる、と言う安心感があります。

又、利用させていただくと思います。どうぞお仕事、頑張って下さい。色々、有難うございました。

投稿者 お散歩 : 2007年04月16日 17:09

お散歩様
コメントありがとうございました。私の記憶ですと、御夫婦で来ていただき、杉のローテーブルを購入していただき、またブビンガの小さい板も買っていただいた方ではないかと思います。4月16日にコメントをいただいているのに何故このブログの欄にコメントをいただいたのかわかりませんが、「材木屋の苦悩に対してエールを送ってくれているのかな」と勝手に解釈いたしました。こういったメールやコメントをいただけると、とてもうれしく、ブログを書く励みにもなります。今後ともブログのぞいて見て下さい。また、こっちの方に用事でもあればセールにも来てみて下さい。

投稿者 勝又 健夫 : 2007年04月16日 19:01