[2007年03月28日] アーカイブ

2007年03月28日

材木屋という商売 つづき

一昔前までは、建築資材は何でも材木屋で揃えられ、工務店さんも、それまで水道屋さんから仕入れていたシステムキッチン・システムバス・洗面化粧台・給湯器といったものや、建具屋さんで作っていた内装ドア・窓枠などを材木屋から仕入れるようになり、材木屋の売上げは上がっていましたが、バブル以降、価格競争が激化し、利益率が年々下がって、廃業する材木屋さんも都内では出始めてきました。そして、2~3年前から少しづつ、材木屋を経由しないで建築資材が工務店に入るルートが増えてきたような気がします。(実際、このころから売上げは減少傾向にあります。)「材木屋で買わなくても、他に買うところはいくらでもあるよ。」と露骨には言わないまでも、そういった態度をとる工務店まで出てきて、「材木屋の存在意義って何なんだろう?」と、ふと考えてしまうことがあります。昔は、木造住宅を供給するのには絶対に必要な存在であり、「材木屋がなければ家が建たない」と言われるほど社会的意義のある商売だったのだと思います。
「今現在の材木屋の存在意義って何なんだろう?」と考えると、私なりの意見としては、「一般の方々に木に親しんでもらい、住宅にもっと木材を使うと快適だということをPRすること。」「もっと国産材をいっぱい使ってもらえるようPRすること」などが、これからの材木屋の存在意義なのではないかと思っています。(もちろん、会社である以上、1円でもいいから黒字をだすことは必要ですが・・・)
そのためにも今春、倉庫を増築しベニヤをそこに収容することで、メイン倉庫の半分を、カウンタ・テーブル・看板用の無垢一枚板、テーブル・ベンチ・本棚などの木工製作品、無垢フローリング・羽目板、その他オリジナル木製品などを常設展示し、販売していこうと計画したわけです。今まで木に興味のなかった人も、興味を持ってもらえるような品揃えができ、なおかつ会社全体の売上げ増加に役立てるような効果を期待しつつ、がんばっていこうと思っています。

投稿者 katsumata : 20:05

材木屋という商売

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写真は、鳥居用の柱2本です。鳥居に使う柱は、普通、背ワレを入れずにペンキで塗り固めてしまうため、注文が入ってから丸太の皮むきをして使います。(背ワレなしで保管しておくと、所々ヒビが入ってしまうため)。
また、きのう神社に納めさせていただいた6mの檜磨き丸太は、鳥居ではなく、別の神事に使用するためひび割れの起きにくい背ワレ付きで注文されました。どちらも白くてきれいなのですが、やはり、背ワレ付きの磨き丸太のほうが化粧材らしい輝きがあります。
材木屋という商売は、どうやって成り立っているのでしょうか?一般の方から見るとよくわからないかもしれませんが、一昔前までは町の工務店さんが主な販売先で、家を作るのに必要な構造材を材木屋の下小屋で加工させ、その他木材・ベニヤ・フローリング・キッチン・給湯器など家を作るのに必要な資材の大半を材木屋が販売・運搬しておりました。
しかし、この10年で世の中は様変わりし、町の工務店の仕事は激々減し、それまでは1年に2~3棟の新築を受注していた工務店がここ2~3年新築を受注していなかったり、1ヶ月の売上げがゼロの工務店が出たりという状況です。数十社いる取引先の中で、順調に受注がとれているのは、(株)カツマタをはじめ3~4社だけで、それぞれ独自の方向性を持っている会社です。

投稿者 katsumata : 08:02