[2006年09月04日] アーカイブ

2006年09月04日

天然板・高級木材仕入は東京が一番安い?

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9月2日(土)木材市場の大きな特売市があり、筑波まで行ってきました。関東でも1・2を争う大きな市場の一年で一番大きなイベントだったので、大量の木材・銘木・天然木・役物などが出品されました。写真は、その一部分です。場所が筑波ということもあり、東京よりも物価が安く、木材も安く買えるのではないかと思い、またこのところ中国・ロシア・インドなどの引き合いが強く材料の値段が上がる傾向にあるので、この機会にまとめ買いしようと考えていました。
午後1時、いよいよ「競り」が始まりました。最初のうちはこの地域の相場を見極めようと、「競り」の落札金額などを聞きながら静観していましたが、進んでいくうちに思ったほど安く落札していないことがだんだんとわかってきました。結局この日の収穫は、自分が本当に欲しいと思ったものだけ、安くはなかったけれど、3点買ってきました。ひとつは、檜の巾620㎜の無垢一枚板で、希少価値のあるもの。ひとつは、欅の半乾燥無垢一枚板で、反り・ネジレのない素性良好なもの。そしてもうひとつは、ブビンガの特殊杢の小さめの板数枚です。
なぜ筑波より東京の方が安く仕入できるのか自分なりに考えてみました。地方(筑波)の材木屋のほうが、東京の材木屋より買い手が多いため、「競り」にかけると競り上がる品がほとんどで、結局、それなりの価格になってしまうのです。ではなぜ東京の材木屋より地方(筑波)の材木屋の方が買い手が多いかというと、地方は今だに和風の農家の家があり、東京よりも高級化粧材の需要があるということと、東京の材木屋よりも材料をストックできる倉庫が広いため、まとめ買いできるということがあるためではないかと思います。交通費をかけていつもより高い材を買うより、東京で「競り合う」相手の少ない中でたくさん仕入れた方がよっぽどいいと実感した一日でした。ただ、檜の620㎜巾の板は探してもなかなか手に入らないので、行って良かったと思います。

投稿者 katsumata : 17:54