[2006年06月16日] アーカイブ

2006年06月16日

東京の材木屋の存続について

ここ7~8年で、町の材木屋の売上・利益は共に激減してきました。バブルはじけて景気が低迷していたこともひとつの要因ではありますが、それよりも、産業構造の変化によるものが大きいと思います。
10年くらい前までは、木造住宅の構造材(骨組み)は、町の材木屋の下小屋で、大工さんが加工していました。その加工する木材は、材木屋の売上・利益を共に支えてきた柱でした。それが、7~8年前から地方にプレカット工場が、どんどんできて、そこでプレカット(機械加工)した木材(構造材)を現場に直接配送するというシステムが増えてきました。材木屋が仲介して工務店に販売することも多いのですが、建売業者などは、木の産地や品質を気しないので、プレカット工場から直接買っているところも多いようです。材木屋が仲介する場合でも、下小屋で大工さんが加工するのと比べると、利益がペーパーマージンだけなので、今までのように高く売ることはできなくなっています。
結果、町の材木屋の下小屋は空き、利益が減りました。それでも3~5年くらい前は、まだ、量のある材を下小屋に加工にくる大工さんもいましたが、最近では、ランバー材の加工などが多いので、まったく採算が合いません。(ランバー材は、1枚数千円ですので、利益は数百円のため)さらに、切ったゴミは、そのまま放置され、作った棚なども、ひどい場合は、1ヶ月近くそのまま置かれ、尚且つ、現場まで配送してくれと言われることもあり、採算を合わせるにはどうしたらよいか、今後の材木屋の在り方を考えてしまいます。

投稿者 katsumata : 11:58